株式会社エース代表取締役社長 乙村要介のブログです。

沖縄ビジョンセミナー2012

2012年05月01日 21:41

今年も日創研主宰の「沖縄ビジョンセミナー」3年連続、幹部とは昨年に引き続き、参加して参りました。沖縄 名越市の万国津梁館(サミット会場)は三方海に面し、広がる海を見つめながらの10年先のビジョンを考えていきます。

パナソニックの終身客員 木野親之氏による松下幸之助翁のお話・氏の実体験談のお話・松下幸之助翁とのやり取り、そして田舞代表の解りやすいまとめのお話を聴きながら、弊社の進むべき「明るく楽しい近未来ビジョン」をつくり出していきます。

毎日始まる前に幹部とのビジョンの考え方・方向性のディスカッション、だれに対して行っていくのか?弊社のスッタフへの思い・お客様への満足提供=感動を与えること・お取引様への貢献・社会に対しての納税・雇用などのお役立ち、ボランティア活動を通してのお役立ち=エシカル効果を話し合っていく。

自分の考えをOUT-PUTしていくこと、幹部の意見を取り入れていくこと、肯定的の発展していくことでどんどんアイデアが深まり、ビジョンが明確になり、具体性が見えて来る。ただ時には、喧々諤々と討論になる場合もありますが、ディペートと捉え前向きに考えていくことで、知恵を出し合いお互いに尊重し、肯定的な意見に発展します。

そして、幹部が進む方向性(ベクトル)が合ってきます。弊社のビジョンである「強くて良い会社」(税務体質に強い=安心して働くことの出来る会社・人間関係の良い=学習する組織づくり=みんなで考えて、みんなで行動の出来る 結果・成果をつくり出せる会社)
幹部と同じ価値観・同じベクトル・同じ共通言語そして、弊社の理念体系を深く浸透していくことでお互いの持っている経営資源が活用できます。それが会社の発展の起爆剤となります。
そして、存在価値のある・社会になくてはならない会社、そこで働く社員さん・スタッフは遣り甲斐・働きがい・生き甲斐を感じられる会社=永続企業(グレイト・カンパニー)になることに私は使命を持ちます。
毎年参加してこの使命の確認、上書きがこの沖縄ビジョンセミナーです。参加できることにありがとうございます。

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「ハイ」で始まる元気朝礼の意味

2012年04月16日 13:02

なぜ「元気で笑顔で明るく『ハイ』と手を挙げていくのか?」
はじめに、朝礼の意味を共有しましょう(前回に資料で配布済)

朝礼は、内観(自分自身に向き合っていた時間)⇒外観(自分自身から外へ目を向ける)
言い換えれば、
自分中心(プライベート)⇒お客様中心(仕事ですよ)に切り替えることです。

仕事ですから、お客様中心になりますね。
仕事中 いつお客様から、声がかかるかわかりません。

急にお客様から声をかけられたとき、貴方は「元気で笑顔で明るく『ハイ』
と答えられるでしょうか?

その時の表情や態度はどうでしょうか?

例えば、貴方が他のお店に行って、そこのスタッフに声をかけて、
そのスタッフが「暗く、真顔で、低いトーンで『ハイ』と答えたならば、
貴方はどう感じるでしょうか?

そのスタッフを責めますか?また、そのお店をどう感じますか?
そして、その会社のことをどう感じるでしょうか?

私自身も「ハイ」が「元気で笑顔で明るく『ハイ』と言えませんでした。
そんな時に、先輩経営者に教わったのがこの「ハイ」の練習です。

私は株式会社エースを「強くて良い会社」にしていくことに使命感・死生観をもって、
行動しております。本当に株式会社エースを皆様から愛される会社にしたいを強く思っています。詳しくはブログ、盛和塾中部大会発表をご覧ください。

「強くて良い会社」をつくる為には、私一人では到底できません。
スタッフの協力・理解・同じ方向にベクトルを合わせての行動が必要です。

その為に「明るい将来を示すこと」(方針)が社長の役割(責務・使命)です。
私はスタッフ皆様のお蔭で、社長として「明るい未来を示すため」に
常に学び続けております。

そして、スタッフの判断基準(行動基準)としての【経営理念体系】があります
これをもっと浸透する=スタッフの行動の基準となる為に
毎朝、朝礼で唱和しています。

そして、毎年「理念塾」を開催して、浸透しやすい文への改善
新しく 失敗を成功に活かせる『社訓』をスタッフと共につくりました。

『社訓』が出来上がったときは、震えました。感動しました。
素晴らしいスタッフのお蔭、そしてその為に学ばせてくれていることに深感謝です。

朝の朝礼は今日も元気に明るく「お客様の立場に立って行動しよう」
その為の「ハイ」の朝の練習です。

今日も元気に、顔晴りましょう(^0^)


朝礼全体図


司会&理念唱和


全員で職場の教養唱和


7.13の徳目(個人発表)

マネジメントコーチングでの学びビフォワー・アフター

2012年04月01日 11:24

ビフォワー

以前は理念経営ではなく、会社の中心は自分でありすべてを自分が決めている権限移譲の無い、チームワークの少ない、自分中心の経営でした。その為に地に足のつかないぶれる経営をしていました。社風も社長の顔色をうかがう、裸の王様の自分と意思統一の少ないベクトルの噛み合わないスタッフの社風でした。

そんな中、日本一を目指していた古着の部門の急激な落ち込み、そしてその部門の閉鎖、それに対する部門のスタッフの解雇でした。細心の注意を払いましたが、社内は最悪な空気が流れ、期中内の債務超過に入り、役員の無給、ボーナスのカットなどなど手を打ってきました。

当時は眠ってもすぐに目が覚めて、なんでこうなったのか?誰のせいで?なんでみんなは理解してくれないのか?暗中模索している自分がいました。それは先の見えない中をぐるぐると迷っていました。そして、自分よりの他人・外部環境のせいにしている自分がいました。

アフター

そんな中、日創研の研修と出会いそして「ぶれない経営」「会社をよくしたい」「社員さんが楽しく働ける会社にしたい」「遣り甲斐・生きがいのある会社にしたい」と念い、必死で研修を進めてきました。
企業内コーチングの学びは、湯ノ口講師の話がどんどん自分の中に入ってきました。それは今まで日創研で学んできたものが、点となって自分の腑に落ちていないものが、どんどんと腑に落ちてきました。それはまるで点と点が結びつくように感じました。

そして「学習組織をつくろう」イコール「最強の組織」であり「会社の中心は、社長ではなく理念である」ことに気づかされました。そして、スタッフの面談を通して少しずつ理念体系が浸透してきました。スッタフもだんだん自分たちのやるべきことが明確になりだし、成果が得られるようになりました。

そして、他人からのフィードバックも肯定的に改善案として受け止めるようになったのもマネジメントコーチングでの大きな学びです。それは人の見方をリ・フレーミング出来る様になったことも大きな要因です。今後ともコーチングを学び続けて良い会社づくりを目指して参ります。

企業内マネジメントコーチングで学んできたこと

2012年03月14日 18:26
株式会社エース 代表取締役 乙村 要介

2007年 期中の債務超過の中でSC~PSSと進み、「会社をよくしたい」「社員さんが楽しく働ける会社にしたい」「遣り甲斐・生きがいのある会社にしたい」と念い、必死で研修を進めてきました。2008年には21TTに参加してド真剣に学びました。

21TT中に田舞塾の参加をして、卒業時に先輩経営者から「乙村さん TT卒業して学び続けていくと十年で会社はびっくりするほど善くなるよ!だから学び続けていきましょう」これにはびっくりしました。自分では研修は終わったと勘違いしていたので、驚きもひとしおでした。

そして、その後2009年に業績アップ研修・業績アップ上級そして、企業内マネジメントコーチングに入ってきました。始めのころは10月の田舞塾のケース・スタデーの為に集中出来ていませんでした。田舞塾のケースはA4で30ページの自社の創業から現在までの出来事を書いていくもので、集中に欠けていた自分がいました。

2009年企業内コーチングでは、総サブリーダーとしての関わりも田舞塾のケースが終了してから関わりを深く持ち出しました。セッション数、湯ノ口講師の話がどんどん自分の中に入ってきました。それは今まで日創研で学んできたものが、点となって自分の腑に落ちていないものが、どんどんと腑に落ちてきました。それはまるで点と点が結びつくように感じました。

そして「学習組織をつくろう」イコール「最強の組織」であり「会社の中心は、社長ではなく理念である」ことに気づかされました。企業の成功の条件 絶対条件(50%)=理念の確立 必要条件(30%)=社風の良さ 付帯条件(20%)=フォロワーシップの組織づくり(戦略・戦術)頭を横切り、理念体系を確立して社風改善の為に毎月全スッタフと面談を続けています。

すると少しずつ理念体系が浸透してきました。また社内勉強会(理念と経営・13の徳目・職場と教養)理念委員会、社長塾を立ち上げ学習する組織づくりを目指して行きました。スッタフもだんだん自分たちのやるべきことが明確になりだし、成果が得られるようになりました。 前期過去最高の経常利益、今期も順調に推移しています。これも一重にマネジメントコーチングで学び、湯ノ口講師の云ったことを実践してきたおかげです。

そして、他人からのフィードバックも肯定的に改善案として受け止めるようになったのもマネジメントコーチングでの大きな学びです。それは人の見方をリ・フレーミング出来る様になったことも大きな要因です。サポーターとして何回もマネジメントコーチングを学ぶ筝も大きなことです。毎講、新しい気づき、新たな発見のあることも大きな学びとなっております。今後とも学び続けて良い会社づくりを目指した参ります。

株式会社エース 盛和塾 経営体験発表

2012年01月12日 16:25

1.わが社の概要と事業内容

わが社、株式会社エースは創業大正10年 今年91年目、会社設立 昭和38年の会社です。創業者は祖父「吾乙」で一生食っていける商売として、履物業を創業いたしました。当時は大阪まで夜行列車で行く時代、地方問屋・各問屋を飛び越えて、「お客様に一銭でも安く・良いもの・喜ばれるものを提供しよう」の念いから、桐は岡山、その他の木は奈良より購入し、鼻緒は大阪・京都にて仕入、金沢で製造して卸売りと店頭販売をしていました。現在の私どもの夢である「世界中の人々に愛されるオリジナルブランドをつくる」はこの創業者の念いが今も私たちの仕事を成長させています。

2代目の父である「榮一」は、時代の変化(和装から洋装の流れに時流適応)履物業から、靴店へまた、商業界へ参加し、ボランタリー・チェーンで学び、選択と集中で、卸製造履物業から、靴小売業へと変化対応していきました。そして、後年は高田好胤氏の下、人間力を学びました。父が優しく、心の広い、器の広い人間となっていくことを感じました。このことを父は私に伝えたかったのかなと原稿を書きながら父の思いを感じました。

3代目となる私「要介」は、目まぐるしく変化するファッション(商品)から、縦積みの出来る定番商品の充実を図り、靴小売業からカバン中心の服飾雑貨の小売業へと変化させていきました。また、1999年より天候、時流などの外部環境に左右されにくいインターネット販売に力を注いできました。

前期(2011年5月20日)の決算内容は、盛和塾での学びのお蔭で過去最高益を記録いたしました。売上高6億5,400万円 粗利益率34.0% 経常利益3,750万円、経常利益率5.7% 役員3名 社員数16名 パートアルバイト13名 スタッフ合計32名の発展途上の小企業です。

今期も順調に推移して、売上7億3千万円、経常利益も5,000万円 経常利益率も7%近くになる予定です。

事業内容は、リアル店舗は石川県金沢市竪町に「COOL CAT」吉田カバン中心にBAGのSELECT-SHOP、レディースアパレルのSELECT-SHOP「86」金沢駅前の金沢フォーラス4Fに、吉田カバンの専門店「クラチカ」、MPSCの専門店「MPSC KANAZAWA」の代行業の計4店舗運営しております。
そして、NET事業では、「COOL CAT」は、自社サイト・アマゾン・楽天の3サイト、「86」は、楽天の1サイト、「ACE-WEB」は、楽天・アマゾンの2サイト、「お財布屋」は、楽天・YAHOO・アマゾンの3サイトの合計9サイトを運営しております。

取扱いの商品は、主力商品に吉田カバン、MSPC、ACEラゲッジ、ツモリチサト、TREE、SHINZOOM、各メーカーとのダブルネーム(吉田カバンと弊社の企画商品など)オリジナル商品、学びの仲間である産廃業者様とのリサイクルの車のシートベルトを使ったオリジナルのカバンづくり、そしてデパートなどの買い付けの商材などを店頭とインターネットを通じて販売致しております。


2.わが社の事業目的と意義

弊社の事業目的は、
1.スタッフとその家族の物心両面の幸せ
2.お取引様への貢献
3.お客様への満足提供です
以上のことを三方善しとして、社会貢献を果たす。

まず第一番にスタッフと家族が幸せを感じられること。物の部分も石川県でまずは、同業他社の平均給料を上回り、一人一人の持つ特性を発揮できること、そしてフィロソフィーを説き、何の為に働くのか、働く先に何が見えるのか、お客様へのお役立ち、お取引先様へのお役立ち、この三方が出来るからこそ、社会貢献の出来る人間・社会へのお役立ちの出来る人間であること・会社であることを社内勉強会・フィロソフィー委員会・朝礼・終礼・OFF-JTなどで、学び、学習する組織の場づくりをして参ります。


3.経営者としての歩み

生まれた時から、母親に「お前は三代目、潰すも生かすのもお前しだい、だからこそ、しっかりしなさい」何度も何度も言われ続けられました。立命館大学 経営学部卒業後の32年前、靴屋さんの次期経営者として入社、何とか靴店を盛り上げたいと思いました。しかし、サイズ・流行・定番商品が少ないために万年赤字体質でした。当時は商業界・ボランタリー・チェーンで学び、規模の拡大・事業の拡張に全力を挙げて参りました。

それは、スタッフ・お客様の真に望むこととは程遠く私のエゴ(自我)の部分が多く、大きくなったらスタッフは幸せになるんだという真我の少ない経営でした。売上・利益・事業数・スタッフ・事業内容の拡大ばかりであり、自分自身の欲望を満たすものであり、人様へのお役立ち・スタッフの幸せ・社会貢献などを目指すものではありませんでした。

正直、自分の云う通りにすれば、会社は成長発展するものだと思い込んでいました。だから、調子の良いときは笑顔になり、悪いときには怖く・厳しい表情でした。スタッフは社長の顔色をうかがい、裸の王様の自分がいました。

業績が良くなり始めたのは、靴から古着そして、吉田カバンさんとの取引からアパレルへと変化してきたあたりから、利益が出るようになりました。しかし、自我の強い私は、社会貢献することよりも如何に税金を払わないようにするかを考えていました。

主力のお取引先様である吉田カバンさんの売り上げが年々上昇していく中、心の中に不安が出て参りました。この会社が将来もしものことがあったら、どうなるのか?とても心配になりました。そして不安でもありました。

それを打開するために1995年に立ち上げていたアメリカの古着を伸ばそうと思い2003年にフナイ総研さんとタッグを組んで、戦略を立てました。やがて3年で古着の売り上げが、3倍~5倍となりどんどん拡大志向に入っていきました。

スタッフやお客様の意見を吸い上げずに、TOP-DOWNでの指示・命令、スタッフからの心の叫びや生きがいや遣り甲斐にも答えられない。何のために働くのか?働くことの意味すら理解していませんでした。そして、フィロソフィーがないだけに、地に足のつかない、ぶれる経営をしていました。

売上・利益・規模を求めるあまり、売上は伸びるものの、赤字が膨らみ、期中内で債務超過になってしまいました。また、私についてこれない優秀なスタッフがどんどん去っていきました。そして、何よりも時流を見逃し、お客様の「コト・NEEDS・WANTS」を聴き入れない経営であり、自分は一生懸命にやっている。周りの者はやっていないなどと、人のせい、外部環境のせいばかりを言っていました。

そんな中での決断が、不採算部門の古着部門の清算でした。一番辛かったのは長く一生懸命に働いてくれたスタッフ30人余りをリストラしたことでした。そのお蔭で社内の中は、最悪の空気に包まれました。私の居場所がなく、苦しんでいました。

『良い経営者になろう!必ず、スタッフを幸せにする!永続企業になる!』と思っていた時に、石川盛和塾の世話人である岩木弘勝氏に入塾を誘われました。この塾でフィロソフィーを学びなさい。稲盛塾長の経営哲学を勉強しなさい。と諭されました。

決算の期中の債務超過の中、私は藁をもすがる思いで、経営とは何か?生きる意味とは何か?生きがいとはなにか?の稲盛経営哲学を学び続けました。機関紙を読み、塾長講話を聴き、各種研修会・勉強会・セミナーなどを我武者羅に勉強しました。

そして、フィロソフィー委員会を開き、弊社のフィロソフィーを一文字一文字読み上げ、一文字一文字浸透しやすい、心に響く内容に委員会でもみ合いました。朝礼でもフィロソフィーを全員で唱和し、活力のある内容に変え、終礼では部下の良いところのフィードバックを徹底しました。

各種勉強会、委員会を立ち上げ業績の向上を図りました。また、私はスタッフ面談を毎月全員と行い、不満や苦情を改善策として受け入れました。そして、フィロソフィーの意味である、何のために働くのか?働くその先に何があるのか?貴方のなりたい姿は?夢は?お客様はどうなる?を語り合いました。また定期的にコンパを実施して親睦も深めていきました。

すると、少しずつではありますが、スタッフは自発的にミィーティングをするようになり、効率性効果性の追求をしていくようになりました。 そして、各部署が強みをつくり出してきました。それは、アフターサービス・修理の対応・2年間保証・笑顔のおもてなし・お客様の「コト」をいかせる接客・注文Ⅰ時間以内の出荷体制・各種ラッピングサービス・マニュアルづくり・ロールプレイングなどなどどんどん強みが出てきました。

また、お客様アンケートはがき・MAIL・直接の要望・苦情を改善点・課題点と真摯に受け止められるようになり出しました。それが改善改革となり、強味が増えてきました。その結果が過去最高の前期の経常利益となりました。


4.わが心に抱いた強烈な願望とその結果

5年前の入塾したその年の横浜の全国大会に出席させていただきました。その時、非製造部門の売上高100億超の部門で第一位に輝いたのは、私の尊敬する最大のお取引先様である吉田カバンの株式会社吉田 吉田輝幸社長様でした。

当時、期中内の債務超過の中、暗中模索をしていた私にとって何かしらの光が見えてきました。「よし、俺も頑張ろう。そして必ず経営者大賞を手に入れる」と固く心に誓いました。

その甲斐もあり、稲盛塾長に言う経常利益10%というとてつもなく遠い目標が、前期5.7%となり今期は7%を狙えるところまで来ました。

そして、売上・規模の拡大よりも、安心して働ける財務体質の強い・人間関係の良い「強くて良い会社」こそが、私の使命であることを感じました。


5.今ここに生きる塾長の言葉

決算の期中内の債務超過中、必ず決算までに債務超過をなくするという思いの中での入塾した当初は、フィロソフィー、物心両面の幸せ、利他の心等理解に苦しみました。ただ経営の原点の12か条は理解しやすく、紐解きを先輩経営者に教わりながら、一つ一つ弊社の中へ落とし込みました。

1.事業の目的・意義を明確にする。は、
どういう念いで創業したのか?を「創業の精神」で明確にし、創業者がどういう念いで創業したのかを記しました。この創業の精神は、父の兄弟と会いその創業者の行い、事業内容、人柄等を聴きました。次に着手したのは、迷った時にどの方向を指すのか?何を基準としているのか?何をしていけば良いのか?を明確にしていくのかを、今一度見直し「経営理念」で記しました。

そして、わが社はどの方向へ向かっていくのかを、「夢への挑戦」としましたが、あまりにも漠然としているとの先輩塾生の言葉から、その手前にある15年先・10年先・5年先・3年先のビジョンを示すことにしました。このビジョンは毎年、幹部と考えていきました。そして、私たちは何の為に働くのか?働く意義・スタッフと家族の幸せとは?お取引先様・お客様にどう貢献・お役立ちしていくのか?その先に地域社会にどう役立っていくのか?を明確にした「事業目的」を記しました。

この「創業の精神」・「経営理念」・「夢への挑戦」・「ビジョン」・「事業目的」を考えて、考えていく中で、自分自身の使命・死生観を感じました。それは明け方にまるで天・はるかかなたより、私に降り注いできたかのように感じました。その瞬間、とても自分の中に燃え上がる情熱・魂を感じ、祖先・父への感謝を感じ、自然と涙が止まりませんでした。そして、この逆境に立ち向かえる勇気・使命・責任を抱きました。

そして、どの領域まで事業をしていくのか?を「事業ドメイン」誠実に真摯に取り組む姿勢を「社是」としました。自分自身の使命を「社長のミッションステートメント」とし、ぶれない自分を示しました。なぜ学ぶのか?学ぶ先はどうなっていくのか?を「教育理念」で記しました。お客様にどう接していくのか?を「営業理念」毎日の行動規範(目指すべきリーダーの姿)で記しました。

浸透させて行くために、毎日の朝礼にて全員で唱和を行い、先輩塾生からアドバイスを受け、これらのことをふまえて、フィロソフィー委員会を立ち上げ毎月これらのフィロソフィーの一文字一文字を委員会内で読み合わせ、そしてより解りやすく、理解・浸透しやすい文に改めて参りました。

昨年は、失敗しても良い社風・失敗から学べる社風を考えて欲しいと委員会に投げかけ、すると失敗という言葉自体が否定用語であるなどなどの意見が飛び交い、私は入らずにつくってもらいました。その「社訓」が次の通りです。

私たちエースのスタッフ一同は、
1.目標に対し、勇気と努力をもって挑戦する。
2.挑戦に対し、愛情と協力をもって応援する。
3.全ての結果に対し、感謝と学びをもって成長する

委員会で何回も話し合い、この出来上がった「社訓」から彼らの成長・愛社精神を感じ、感謝の涙が止まりませんでした。すると少しずつ少しずつ小さな変化が起こり出してきました。

そして、2.具体的な目標を立てるでは、このフィロソフィーに基づき、各部署がより具体的で明確な5W2Hに落とし込んだ計画が出来上がりました。それは、入塾以前は売上・利益・規模の拡大を私自身が掲げていた「やらされ感」溢れるものから、これだけしっかりと学び・成長しているのだから、年間5%だけ、伸ばす計画を立てよう。その計画を全員・各部署で考えて欲しい。そして、それを5W2Hに入れた計画をだしてくださいとお願いしたところ。

前期は、会社の目標前年比105%増の5億2,500万円に対して、各部署からの目標が5億4,900万円そして、実績が6億5,400万円、前年比127%増となり、経常利益も3,700万円 前年比約3倍となりました。

そのお蔭で、昨年から塾長の例会の参加を再開しました。そんな中、塾長の台湾開塾の講話は今の自分に、強烈な衝撃を与えてくれました。それは!

私は「真我」と「自我」の真我の部分を強めていく人間性の向上こそが真の経営者としての道であると改めて感じ、気づかされました。特に小成功している時こそ、謙虚さが必要であり自律していくことで真我を高めた経営者となると稲盛塾長の講話は、今の私の胸に突き刺さりました。

それは「心を高める 経営を伸ばす」塾長の経営哲学の通じるものと感じ、まだまだ未熟な経営者であり、小さな人間であることを痛感いたしました。今は亡き父は、このことをしきりに私に伝えたかったのかと改めて感じました。

6.今後の経営の進め方

株式会社エースは、9年先に創業100周年を迎え、その先の15年先には4代目との社長交代そしてさらに、永続企業として邁進して参ります。そんな中である推測によると、日本の人口は2025年くらいから急速に減り始め、2050年には日本の人口が5,500万人になり、2100年には3,000万人という予想があります。ここに非常に危機感を抱きます。昨年の10月に中国・深川にて工場を持っている会社をベンチマークさせて頂きました。そこで感じたのは、日本のタイムトンネル=昭和40年から50年の工場の内容であること。これを小売業の視線で上海・香港・台北・バンコクを視察すると、やはり同じことを感じました。「私どもでも出来る!お客様のお役立ちが出来る!」と強く感じました。また、言語よりもフィロソフィーが大切であり、しっかりしたフィロソフィーがあれば、日本語だけで海外でも十二分に活躍出来ること。これは台湾開塾で稲盛塾長が台湾塾生や私たちをモチベートしていることで、改めて実感・確信しました。そして、5年先の海外進出の為に焦らずにゆっくりと東アジアを視野に入れて、盛和塾の人脈を活かして、4代目と共に日本以外の市場を広めていきます。

そして、永続企業を目指すためにも、フィロソフィーの浸透と理解が大切であり、今後更に浸透を図って参ります。そして、財務体質の向上(5年先に無借金経営を目指していきます)良い人間関係づくりの為に、学習する組織づくりの場づくりを目指していきます。そして、5年先には、アメーバ―経営の導入を視野に入れて参ります。社員さんには、自分自身のキャリアプランが描ける賃金評価制度の導入を図り、社員さんが一戸建ての持ち家が持てる安心して家族と共に生活できる環境をつくります。その為にもパートさんの活用と少数精鋭のチームワークづくりを目指します。 また、NET市場の拡大の為に、自社サイトの活用・他のサイトへの出店・手数料の引き下げにも取り組んで参ります。
 その為にも凡事徹底を怠らずに、朝礼・終礼・5S・勉強会・各種委員会・研修会・研修への参加などを徹底して参ります。そして、私自身も真我を高め、人間力の向上を図り、一生涯学び続けて参ります。

拙い発表でしたが、長時間ご清聴頂き、誠にありがとうございました。